建設経緯 of リトリートセンター2012

リトリートセンター建設の経緯

故・井黒幸之助氏の遺志によって

iguro.jpg故 井黒幸之助氏(三鷹教会/府中教会)は、生前ハワイをこよなく愛し、引退後の余生をハワイ島で過ごそうと、現在のハワイ教会コナ支部道場の隣接地に別荘を購入されました。

1年の半分程をハワイ島で過ごし、コナ支部の有力メンバーとして布教に精進されましたが、体調を崩されたために帰国され、この別荘を売却されました。

その売却代金の一部を、将来を担う若者が集うセンター建設のためにと夢を託され、2002年ハワイ教会へ寄付されました。

その遺志をもとにハワイ教会の理事会は、2006年の開祖生誕100年の記念にふさわしい事業としてこの計画を実現化させたものです。

開祖生誕100年を期して、本会海外布教の発祥の地であるハワイ島コナを特別の地として顕彰するとともに、この地を今後の全米および世界布教の要衝とする事を目的とされました。

井黒さんご夫妻に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

合掌

コナリトリートセンター地鎮祭に於いて(2006年9月2日)

110510 Kona Coffee Festival Lantern Parade 007.JPG前ハワイ教会長 細山裕康本日、ご参列の皆さんと共に、ここコナ・リトリートセンターの地鎮祭を執り行うことができましたことを心よりお慶び申し上げます。

また、それと同時にハワイ教会発足以来、あるいはそれ以前から、開祖さまの薫陶を受けられ、この地において布教伝道に邁進してこられた湯川支部長さん、尾崎顧問さんはじめ多くの諸先輩方に真心から感謝の意を表明したいと思います。

法華経の教えが立正佼成会をもととして、世界万国に広まるとの脇祖さまを通しての啓示は、本年開祖さま生誕100年の年を期して、その実現に向けて、大きな一歩が踏み出されることとなりました。

本年は、時あたかも仏暦2550年、つまり釈尊が入寂されてから2550年目の年にあたります。物の道理や道徳心が廃れ、人の心も乱れ、争いが耐えない末法の時代にこそ、この法華経の教えが求められるようになると経典に説かれています。

また、この教えが説かれるときには、世界の津々浦々までが大きな光に照らし出されるということが述べられています。

この末法の世にあって「人々を救い世を立て直したい、この真理を説き広めたい」という仏の意思を受けとめたとき、私たちはとてもうかうかしてはいられません。

私たちがこの教えによって救われたように、人さまにこれをお伝えしていかなければならないのです。

私たちが身命を賭してこの教えを伝えていくのだという決定ができたとき、仏は私たちのこの聖なる行為を強く後押しして下さるに違いありません。

なぜなら、私たちの行動自体が仏の働きと一つに重なるからです。

私たちは仏弟子としてそのことを心の底から信じることができます。

仏と共にある。

仏と共に歩ませて頂いている。

なんとありがたいことではありませんか。

開祖さまが昭和33年に海外布教の最初の地として、この地ハワイ島のコナに一歩を記されてから48年が過ぎました。

世界万国に教えが広がるとの神示が、夢ではなく現実のものとなるべく端緒が開かれたことは当時、開祖さまにとって、どんなに大きな喜びであられたことでしょう。私たちは仏弟子として、開祖さまの弟子としてこの願いを継承し形にしていかなければなりません。

地政学的に見ても文化的に見ても、ここハワイは米大陸とアジアとの中間に位置しています。アジアの人々と西欧の人々との架け橋となるに絶好の立地であります。しかも、ここには法華経の常不軽菩薩の精神にも匹敵すべきアロハの精神が息づいています。

開祖さまがこの地を特別な場所として受けとめて下さった背景にはこうした思いがあったかと推察されます。

本日、地鎮祭を行っているこの地は、神仏によって計らわれた土地です。世界の人々がここで心を癒し、瞑想をし、開祖を思う。立正佼成会が日本だけの宗教ではなくグローバルな宗教であることを証しする場所ともなるのです。

どうか、このコナ・リトリートセンターの建設が人知を超えた働きによるものであるということを、それが、ひとえに本会ばかりでなく社会全体にとってまた大きな歴史の流れのなかで、大きな意味を持つものであることをご理解頂きたいと思います。

小異を超えて大道につく。神仏に照準を合わせて心を一つにする。異体同心の心で力をあわせて、この聖業に取り組んでまいりたいと存じます。

合掌